永久の宝物

「いや、明日さ、台風来るかもって言ってたじゃん?だから、上木鉢を安全なところに運ぼうと思って。」


え~!!
そんなこと考えてたの?

…そうとも知らずにあたし、怒鳴っちゃった。


「ごめん!怒鳴ってごめんね。あたしも手伝うよ。運ぶの。」


すると、男の子は笑った。

「ありがとう。」



ーードキッ

不覚にも…あたしはその笑顔に、ときめいてしまった。
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