永久の宝物

「っ…!」

夜になると、関節痛がひどくなる。


「愛、痛いか?」

卓哉が起き上がり、足をさすってくれる。


「いい、卓哉。やらなくていい、あした、学校でしょ?」


あたしはあわてて卓哉からよける。

すると、卓哉が微笑んであたしの足を再びさする。
「俺が好きでしてんだから、気にすんな。」
< 242 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop