永久の宝物

「でも!」

ママが、今まで聞いたこともないほど大きな声を張り上げた。

「最後まであきらめないで!あんたは死なない。生きるのよ!」

あたしも泣いてしまった。


泣きながら、頷いた。


できる限りのことは最後までやるつもり。

でも、あたしがいなくなったときのことを考えて、ママにすべてを託したんだ…。
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