永久の宝物

熱でもうろうとしていて、ろれつはうまく回らない。

それでもあたしは、聞きたかった。

この子が、いきられるのかどうか。


「…はい。」

「…帝王切開…して…ください。」


「愛…。」

こうして、あたしは帝王切開で、赤ちゃんを産むことになった。
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