永久の宝物

“ヤマハタタクヤ”

その名前を、あたしはこっそり心に保存した。

「お前は?」

「紀野愛。」


「へえ、可愛いじゃん。愛って。」

トクン…


あたしの心臓が、まるで生き物のように暴れだした…。

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