永久の宝物

「はい?」

愛菜が産まれて数日後、先生に愛のご両親と俺は呼び出された。


先生の口から、衝撃の言葉が漏れた。

俺は、理解できなかった。

「今…なんて。」


「…ですから、もう…効く抗がん剤が無いんです。残念ですが…もう…。」

残念?何だよ、それ。

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