永久の宝物

そして今日も、うちにきた。

愛は俺の足の上に座ってる。
「愛、そろそろ降りたら?」

「やっ!」

プイッと顔を背けながらも俺の足から降りようとはしない。


「ね、卓哉、キスしよ?」

「お前、さっきもしたじゃん。」


「あたしとじゃ、不満でも?」

う~ん、こういうところは変わんないんだけど。


「なわけねぇだろ。むしろ、大満足。」

そして俺は、軽く愛の唇にキスをした。
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