永久の宝物
あー、楽しみっ!
「ふんふん♪」
思わず鼻唄が出ちゃう。
「ご機嫌ね、愛。」
カノンが苦笑しながら言う。
今は昼時間。
食堂は、たくさんの人でごった返してる。
「いいなぁ、愛と卓哉。俺もいっていい?自腹でいくからさぁ?」
堅太が口を尖らせながら言う。
「あんたねぇ!愛たちの二人きりの旅行のじゃましようってなら、許さないわよ!?」
カノンににらまれ、堅太はしょぼんとなってラーメンをすする。
2人は付き合ってる訳じゃないけど、お似合いに見えるんだよね。
面白いし。