永久の宝物
「おいっしーっ!」
「…愛、うるさい。」
「…はーい。」
夜になって、ホテルで食事中。
レストラン内は静かだからあたしの声が響いた。
それで卓哉が怒ったんだけど…
しょうがないじゃん。美味しすぎるんだよ!料理が!
あたしはどんどんごちそうを口に運んだ。
そんなあたしを見ながら卓哉が一言。
「そんなに食べるのに、なんでそんなに細いんだよ?」
苦笑いしながら見つめてくる。
いやいやいや、細くないし。