永久の宝物

「…ごめん、卓哉。迷惑かけて。」

毛布にくるまった愛が潤んだ目で俺を見つめる。



「なにいってんだよ。こんなの、俺が好きでやってるの。」

そして俺は、愛にルームサービスで頼んだ暖かいホットココアを渡した。

愛はチマチマ飲んでいる。



「…でも、急にどうしたんだ?気分悪くなった?」

「…う、ん。よくわかんない。急に吐き気が来て、慌てて起きたの。」



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