永久の宝物

…まあ、どっちにしろ、明日は無理だな。

今晩帰ってもいいけど、愛を少し休ませた方がいいよな。


俺はそう考えながら愛を見つめていた。

顔色はだいぶ良くなったようだ。
少し、ほっとした。


「愛、明日の早朝帰ろう。やっぱ、明日は無理だよ。」

「…うん。ごめんね、あたしのせいで。」




「お前のせいじゃないよ。俺が心配だから。」

そう言うと、愛はかわいく微笑んだ。
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