永久の宝物

「…っつ……うっ…くぅっ……」


嗚咽が漏れて、涙で視界がぼやけた。

手紙を書き続けられない…



本当は…本当は、そんなこと一ミリたりとも思ってない。

ホントに、大好き。



離れたくなんかない。ずっと一緒にいてほしい。


…けど、それはあたしのわがまま。




あたしは、病気の、重い彼女なんだから


重い彼女なんかになりたくない。


卓哉の人生を邪魔したくない…。


でも…でも!

愛してる人にこんなこと書くのは…ホントに辛い。

辛すぎるよ…。
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