晴れ時々毒舌

僕は、そこでは、少しういてました。

ジーパンに、MA1のジャンパーでしたし、当時タグホイヤーの時計をしてましたから、特に時計は何かにつけ目立ちましたね。

作業着姿の人が多かったですね。


夜になると、ドラム缶で、火を、焚いてる人達が多くいて、路上で小さな焚き火をしてる人も居ました。


仕事にあぶれて、野宿してる人達です。


冬でしたからね。


しかし、時代は九十年代の初頭でですから、僕には、少し衝撃的な物に映りました。


僕を誘った人が言うには、これでもずいぶん変わったとの事でしたけどね。


一度その人と二人で夜に歩いててドラム缶から出た灰を思わず踏んでしまったら灰の中に人が居たのには、驚きました。



灰をドラム缶から出して少し離れた場所に置いててその、灰の中に人が寝てたんですよ。


灰の中は、暖かいようですけど、驚きましたね。


寒い為に灰の中に、入ってたんですね。




仕事にあぶれた、人は、よくカップ酒等を飲んでましたね。


とにかく寒いしやりきれないからか酔ってる人が沢山いました。


中にはカップ酒の中に、煙草を、ほぐして入れている初老の人がいて何だろうと思い後で同じ部屋の人に、聞くとそうするとぶっ飛ぶ事もあるらしいが、実際は分からないし失敗する事もあるみたいだから兄ちゃんやめておけよと言われました。

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