あの日私は恋をした。
「…ぇ?」
あぁ、神様。あんたは酷いね。
「カナ?!どうしたんだよ!何かあったのか?大丈夫か…?」
こんな時にコイツを私に与えるなんて
神様、あんたを恨むよ。
こんなに真剣に心配そうな顔されたら頼りたくなっちゃうじゃん。
「…なんでもない」
「なんでもない奴が1人で泣いてるかよ」
「お願い、ほっといて」
「こんなお前を1人に出来るかよ…」
「どうして?あんたは聖梨の所に行けばいいでしょ?!」