カップルじゃない!コンビとお呼びっ
【恭介side】
「もしかして、作ってんの?」
俺は目をこれでもかってくらいに見開いて、こっちを見る平原に聞いた。
てか、何をそんなに驚いてんだ、こいつは。
「・・・いや、作ってはないよ。どのあたしもホントのあたし。その時、その時であたしは変にも、内気にも、普通にもなるのさ。根本は変わらんがね」
ふっと大人びた笑いを見せる平原。笑い方まで昨日と違う。
「多重人格?」
「違うよ。ただ気分屋なだけさ」
テンションの問題だと言って、今度はにっと悪戯っ子のような笑い方をする。
別人みてぇ。でも、こいつの笑顔・・・
「それにしても、キミは凄いな」
平原の言葉で、俺の思考は遮られてしまった。
「もしかして、作ってんの?」
俺は目をこれでもかってくらいに見開いて、こっちを見る平原に聞いた。
てか、何をそんなに驚いてんだ、こいつは。
「・・・いや、作ってはないよ。どのあたしもホントのあたし。その時、その時であたしは変にも、内気にも、普通にもなるのさ。根本は変わらんがね」
ふっと大人びた笑いを見せる平原。笑い方まで昨日と違う。
「多重人格?」
「違うよ。ただ気分屋なだけさ」
テンションの問題だと言って、今度はにっと悪戯っ子のような笑い方をする。
別人みてぇ。でも、こいつの笑顔・・・
「それにしても、キミは凄いな」
平原の言葉で、俺の思考は遮られてしまった。