お前むかつくねん
篠田ぁ、どこ行くの?

置いてかないで、篠田ぁー





でも…、なんかあったかい





『榎本さん気がついた?』




何処ですか?

この声は誰ですか?




『あなた貧血で倒れて、しばらく横になってたの覚えてない?』



はいっ…全く…




篠田が近づいてきて、それから記憶がない




私…倒れたの?



『まぁ、女子は色々体調の変化あるから、まぁ無理しないように、もうしばらく横になっときなさい…気づいたみたいだから、私ちょっと職員室行くけど』




保健室の先生、了解ですたい




『あっ、ちなみに、寝言で叫んでた、篠田君がここまで運んでくれたのよ。置いてくんじゃなく連れてきてくれたのよ』


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