お前むかつくねん
『まぁ、男の前と女の前じゃ態度が違う、典型的な計算子ちゃんね。そういうのは、気は強いよね。男受けだけよきゃいいから。一回、話した時は面白かったけどね』



『どう面白かったわけ?』



『何で男にブリッたら、だめなわけ?それで相手も気分いいんだし、いいじゃんねぇって、ある日いきなり話しかけてきたんだよね。』


『鎌吉とはある意味共通点ありね』



『まあ、男を気持ちよくさせるのは、賛成!ただ、演じすぎると疲れるから、そんままのあんたのほうが、私はいいと思うけど、とは言ったかな。』



『私らにはブリブリできたけどね』



『何か男とあったんじゃない?私に関係ないから、聞かなかったけど。それから話してないし、よくは知らないけど。まぁ、でもえのき気をつけな。女にぶりるって、ちゃんとあんたを覚えてのことだと思うよ。』



またぁ、鎌吉までぇ


ゆかさぁ、彼氏いるからぁ

それに私、ゆかなんかもうどうでもいいから
私、今、めっちゃめっちゃ、幸せだからぁ



『…また、花咲いてるね。なんかあったっしょ』
< 152 / 226 >

この作品をシェア

pagetop