お前むかつくねん

『タイプじゃないんだね』




『当たり前よ。背もちびだし、ざっ日本人って顔してるし、とにかく生意気』



『珍しいね、鎌吉がそんなことで、そんな腹立つなんて』



確かに、鎌吉があんま人に腹立ててるのみたことない

特に男には…


結構流して生きてて、えらいなぁって思ってた

まぁ、わたしには、よくピーピーうるさかったし、切れてたけど(^-^;



『あんたは、突拍子もないこと言うから、バカ過ぎて、たまに腹立つのよ』




まぁ、失礼な

プンプンしちゃうわ



『まっ、そのうちいつもみたいに、流せるようになるんじゃない?お金稼ぐ為だと思って、いつもの吉子ちゃんみたいに割り切ったら?』




『まぁね、卒業したら、しばらくあっちで暮らしたいしね。お金必要だし、割り切るしかないよね。わかっちゃいるけど、出来てない自分に腹立つわけ』



珍しいー、かまきっつわーん、その子に惚れてたりして♪キャー




『…あんなちび、惚れるわけないでしょ。あほくさ。それより、あんたは仕事しな。私の話はいいから、えのきの話、玉子教えてよ。これでも心配してるんだから、聞く権利あるし。あっ、ウェイトレスさん、つんけんしてすまなかった。ごめん』



いつもの鎌吉じゃん。


いいよ、いいよ


あたしゃぁ、篠田と向きあって、また一歩大人になったから、許す許すぅ



大人な女って感じぃ


痺れるぅ



まあ、鎌吉は、私のラブな話を、玉子に聞くなら、玉子に聞いてくれぃ



私は一人、酔いしれモードで、思い返すからねーだ


そう、篠田との時間を…

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