お前むかつくねん

『いらっしゃーい』


どっから、声出してんだってーの



『初めま…』



うん?初めま?…篠田?




『篠田?どしたの?』




『えのき、梅ちゃんて雇われ?他に店長さんいたの?』



うん?店長さん?



『えっ?梅ちゃん、雇われじゃないけど…』



『うん?…まっまさか、梅ちゃん…さん?』



『うん。そうだよ。これが梅男』



『梅男?…男?』



『まぁ男って…』



『梅男さん、すいません。俺まさか、男性の人って知らなくて。今、お付き合いさせてもらってる篠田です。…その、やっぱ、いくら保護者代わりと言えども、次から二人で泊まりはなしにしてくれませんか?俺そこまで器でかくないんで?失礼とわかってますが、お願いします』




そういって深々と頭を下げた


私も、梅ちんも口がぽかーんてあいてたけど…
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