むかつくアイツっ!

まわりの男子も面白そうに

「国枝1位だから月下に勝ったじゃん。よかったな。」

なんて笑いながら話しかける。

あいつらあとでどうしてやろうか…
なんて考えてたときに国枝はいったのだ。

「…そうなんだ。順位とかあんまり気にしたことない。」

いつものごとく興味がなさそうに。
俺は気がついたら国枝の前に立ち塞がっていた。
そして

「国枝っ!
今回はあれだっちょっと調子が悪かったんだ。次は負けねぇっ!
一回ぐらい勝ったからって調子のんなよ!!」

なんて負け犬の遠吠え。

「?」

国枝は意味がわからない、とでもいうように首をかしげたがおかまいなく俺はそこから走り去った。

次こそ絶対勝ってやるっ!!!
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