あいことば


…バレてたんだ。



そう思いながら、あたしは髪を触った。


セットされてた髪が、今では無残な姿になっている。




あたしは遠ざかっていく亮ちゃんの背中を見ながら、なんとも言えない敗北感が胸を覆った。





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