ヤンキーで俺様な、あたしの彼氏
「おい、だいじょう……」



永井の方を振りかえろうとした途端、



アイツの方から、俺にしがみついてきた。








「樫木くんっ!!」



細い腕を俺の体にしっかり巻きつけ、



必死にしがみついてきた。



そして、子供のように泣きじゃくる……。



「辞書貸してって言われて……あーん、怖かったよぉ!」




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