ヤンキーで俺様な、あたしの彼氏
「お姉ちゃん、まだ帰ってないんです」




「じゃー、上がらせてもらうね」




「は! はい!」




思わず顔が赤らむけど、矢部さんを見つめることをやめることなんてできない。















きっ……今日も最高に、カッコいい……。




カッコいい……カッコよすぎるよ~。




矢部先輩は、お姉ちゃんの彼氏だけど……あたしの憧れの人なんだ。




イケメンなのはもちろんだけど、ヤンキーっていうのが、いい。




矢部先輩があたしの前を通り、そのうしろからゾロゾロとヤンキーが連れ立って家の中に入ってくる。



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