年下Boy or 元彼氏
しばらくすると矢島から今度は電話が来た。
メールしたり電話したり忙しい人だなぁ…。
矢島…暇なの?
『もしもし?小姫?大丈夫か?』
「心配させてごめん〜。でも全然大丈夫だよ」
『同窓会では元気だったじゃん。』
「あれから体調不良になってさぁ…。反省してます…」
『お見舞い…行こうか?』
お見舞い?
「ううん。悪いし、大丈夫。気持ちだけ受け取ります。ありがとう。」
これ以上、人に迷惑かけたくないもん。
『でも小姫、今一人なんだろ?病人なのに…。』
「大丈夫だよ。熱もそんなに高くないし。それに一人じゃないから。」
『誰かいんの?お母さんとか?』
「ううん。今はいないんだけどね。ホラ、同窓会で言った、相棒の子。」
『…男かよ…』
「え?何?聞こえなかったんだけど…」
いきなり小さい声で喋られたら困る…。
『なら大丈夫なんだな?』
あっ、声が戻った。
「うん。心配してくれてありがとう。」
『早く元気になれよ?また連絡するな。』
「うん。またね♪」
矢島の気持ちは素直に嬉しいな…。