年下Boy or 元彼氏



…ここ…どこ…?




真っ暗で…静かで…。




私…何でここにいるの?




怖い…!ここにいたくない!




何で…私…一人なんだろ…。




「小姫…」




え?この声は…。




「矢島!」




矢島が私に笑ってる。




私の大好きな笑顔で…。




矢島の所へ走る。



「矢島!よかった…。私…怖くて…。」




矢島に笑うと矢島が私を抱きしめて来た。




「え…?」




「俺…小姫が…」



「…矢島…?」



「……だ…」



「え?聞こえない…」




矢島の声が聞こえないよ…?




「小姫!」




また誰かが私を呼ぶ。




「…藍?」




私と矢島の反対側に藍がいる。




「小姫、俺…!」




藍が私に何か言おうとしてる。



でも聞こえない。




矢島から離れて藍の所を向かう…。




「小姫…」




半分位まで来た時、矢島が私を呼んだ。




「そっちは駄目。」




「え…?」




矢島が切なそうに私を見ている。




「矢島…?」




矢島の所に向かおうとすると…。




「小姫…こっち!」




今度は藍が哀しそうな目で私を呼ぶ。




どっちに行けばいいの…?




悩んでいると矢島も藍も消えていく。




「え!?やだ…!」




消えないで!




だけど矢島の方へ行くと藍が消えちゃう。




だけど藍の方へ行くと矢島が消えてくの…。




どっちか一人だけ…。だけど選べない…。




藍…?矢島…?




嫌…ッ!嫌だよ…!




消えないで…!二人とも大切なの…!




行かないで…!!!!!




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