年下Boy or 元彼氏
着替えて藍の所に戻ると藍は電話中だった。
なので静かにしてた。
「あっ…はいはい。わかったから。明日には帰るって。そんなに怒鳴るなよな。うん。…わかってる。親父によろしくな。じゃあな。」
電話が終わったみたい。
だけど内容を聞いてたら…
「藍…。用事があったの…?」
「うわっ!小姫!聞いてたのか!?」
「用事あったのに私の看病してくれてたの…?」
「小姫…」
「家に帰らなきゃいけなかったんじゃないの…?」
藍は今、私と一緒で一人暮らしをしている。
実家は結構遠いみたいであまり帰ってないみたい。
そんな藍が家に用事があったのに…私のせいで…私の我が儘で…。
「…ごめん!私…私のせいで…私の我が儘で…」
「小姫…」
「用事って何だったの!?今からじゃ駄目なの!?」
もう…間に合わないの…?
「用事は…じいちゃんの命日だったんだ。三年前になるんだけど…。んで帰って来いって言われてた。」
命日…!
そんな大事な行事を私の我が儘で駄目にしちゃったんだ。
「ごめん!本当にごめんなさい!今からでも家に帰って…!」
もう、藍に迷惑かけれない…!