大好きだったよ。
エレンママは苦笑いで、


「Is that so?」

あぁ、恥ずかしいね。

おばさん。


いいきぶんだよ。


「海潮!?そうだったの?お母さん、知らなかったよ。何で言ってくれなかったの?...お母さん、悲しいよ?」


...はぁ?


頭どうかしちゃったの?



何が悲しいだよ。


なにが知らなかっただよ。


知ろうともしなかったくせに。


何で言ってくれなかったの、じゃないよ。


「意味わかんないよ。何が、何で言ってくれなかったの、だよ。言う暇もくれなかったじゃん。悲しいって何が?子どもほったらかして、道楽してるくせに?悲しいんだったら、日本に戻ってくれば?あ、来てくれなくて結構だよ?楽しくやってるから。」



「海潮...?」


あたしは、壊れていた。


「あと、お母さんって誰?お母さんらしいことした?ランドセル買ってくれてから、何にもしてないよね?あんたは、お母さんじゃないんだけど。偉そうにお母さん連発しないでよ。あたしにご飯作ってから言ったら?」




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