大好きだったよ。
バカみたいに喋って、


エレンちゃんの部屋に飛び込んだ。


目に溜まっていた涙をこぼす。


やっと、やっと思いをぶつけられて、


やっと思いっきり泣けた。


涙がなくなってきたころに、


エレンちゃんが入ってきた。


「Feeling better?」


そんな優しい笑顔で言われたら、


「Yes.」


なんていってるかなんて分かんなかったけど、


うんっていうしかないじゃん。



...やっぱりあたしは不運なのかも知れない。


こんなときに海から電話がかかってくるなんて。


< 127 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop