大好きだったよ。
『ん?』


「...会いたいよぉ...。どこにいるのぉ?」


『戻っておいでよ。な?』


「...無理だよ。いい子じゃないもん...」



もう、涙しか出なくって。


『そっか。じゃぁ』


「ん?」


『俺が、迎えに行くよ』


「え?」



『どこにいるの?何てとこ?』



「えっとね、空港の南口にあるバス停の...」



『ちょ...待て。何市だ?』


「分かんない」


『分かんないって...まぁ、いいや。バス停で?』


「3つ目の停車場で降りて、...えっと」



『おい。マジで合ってるんだろうな。それ』


「うん...多分」


海と話してるのは、



やっぱり
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