大好きだったよ。
高杉が逃げていくのが見えた。



安心したのか、足に力が入らなくなる。


「大丈夫か?」


「...海?」


海だったんだ。



海の声が確かに上からしたんだ。



「そう。俺」


ギュッ__________


「海?」


< 33 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop