大好きだったよ。
やだ。


海なのに、何かが怖い。


だめだ...。


こんなんじゃだめだ。


誰でも怖い怖い言っててどうすんの?


信じなきゃ。


「じゃ、こっち持って」


二つある袋の片方を渡してくる。


「うん」


しばらく沈黙が続いた。


それを破ったのは海。


「なぁ、海潮」


「ん?」

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