大好きだったよ。

喧嘩なんて、日常茶飯事

「ふふっ。ほら、座って」


少し笑った美海ちゃんは、


あたしをイスへ誘導する。


そこはいつもの、海の席で、


その隣は美海ちゃんの席。


「ちょ、そこ、俺んとこ」


「へへ、ありがと」


当たり前のように座っている。


「ったく...」


あきれたように海はあたしの前にドカっと座る。


「いただきます!!」

美海ちゃんは食べ始めて、


それを見て、海も食べ出す。


何年経っても、遠慮してしてしまうんだ。



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