幼なじみと恋物語
「……うん。ありがとう、真梨」
「明日告んの?」
「ううん。今日言う。」
「じゃあ明日は?」
「場合によるけど、多分来ないかな。せっかくドレス作ってくれたのに、ごめんね」
「いいよ。それあげる。晴んち行ったときに、また着せて見せてよ」
真梨はドレスをしわにならないように、丁寧に袋で包んで、紙袋に入れて渡してくれた
「いつ告んの?」
「放課後」
「“約束”破っていいの?」
「ケイが先に破ったから、仕返しだよ」
「やるじゃん。」
そう言って、真梨はわたしの頭を撫でた