幼なじみと恋物語
放課後、みんなが帰った後の教室
ケイを待っているあいだ、頭の中は交わした“約束”が巡っていた
最初はごく単純なものだった
明日遊ぶとか、休日は一緒に遊んで、泊まるとか
小学校に上がると、ずっと同じ学校行こうなとか
でも、中学に入ってすぐ、ケイは言った
“絶対俺から告るから、晴は待ってて。
だから、俺も晴も、お互いにつき合っちゃダメ。
破ったら、他人だよ。何の関係もない、ただの他人”