幼なじみと恋物語




『……遠いね』


「わたしからも遊びに行くから!」


『ん。メールで場所、教えてよ?』


「わかった。……じゃあ、またね」




電話を切って、ぐるりと教室を見回して、戸口のところで、また振り返った




「……明日、楽しくなるといいね」




さまざまな飾り付けを施された教室と学校に背を向け、わたしは帰路を辿った









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