幼なじみと恋物語
「ケ……」
「俺が先に約束破ったのに、それ覚えてなくて……っ。一方的に晴が悪いんだって思ってた。
告白されたのは、すっげー、もう本当に嬉しかった。
先輩とつき合ったのだって、晴に俺を意識して欲しくて、……ダメなことした。
この1週間の間、隣りに晴が居なくて寂しかった。
俺、晴居なきゃダメ。本当にダメ。なにもやる気しない。離れたままなんてヤダ。
晴、俺の隣りに居て?ずっとずっと、隣りに、……居て?」
頭を上げたケイを見て、思わず笑いそうになった
涙で、幼い子どもみたいにグチャグチャだったから
「ケイ、おいで?」
そう言えば、パッと顔を輝かせて、わたしの方へ寄ってくる