幼なじみと恋物語




「ほら、拭いて。……鼻も」




ティッシュを鼻に押しやると、チーンと盛大に鼻をかむ



キレイになったところで、膝の上に頭を乗せて寝転がる




「……ケイ、可愛い」


「晴のが可愛い」


「猫みたい。……久し振りだね、膝枕」


「……晴の膝、すっごく落ち着く」


「……眠いの?」


「んー……」


「泊まってく?……でも真梨と出掛けるし……」


「晴が居て良いなら、この部屋で待ってる」


「着替えは?」


「……買いに行く」


「じゃあ一緒に……」


「晴ー、まだー?」




リビングの方から真梨が声を上げた



そう言えば待たせてたんだ……









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