幼なじみと恋物語




でも少し恥ずかしい……




「自分で食べれないんだから我慢しろ。ほら、早く」




ずいっ、と差し出されるレンゲを口に含む




「……ふつー、だ」


「塩と米だけだからな。まだ食えるか?」


「うん」




ケイは細かく何回にも分けて、お粥を食べさせてくれた




「あとは薬だけな。片付けてくるから飲んどけ」


「ん……」




眠くて半目になりながら答えたわたしは多分変な顔



それでも薬はちゃんと飲んだよ






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