幼なじみと恋物語
人混みをかき分けて、ケイがこっちへ走ってきた
……あれ?
今日、なんだか視線が……
「ねぇ晴、俺次のリレー出るから応援して?」
「うん!」
ケイはアンカーだよね
すっごい目立つポジション
「1番になったら、ごほーび、ちょーだいね?」
「え、なんの?」
「んー、そんときに決める!」
「よし分かった。なんでもしてあげるから行っておいで」
「おう!」
ケイはにっこり笑って入場門のに並ぶ列に入った