幼なじみと恋物語
約束と
7.突然と
夏があけて、2学期に入りました
あのお泊まりのキスから特にケイとは進展もなく、今まで通り遊びに行ったり、夕飯食べたり。
夏休みはそんな感じで終わった
……たまに帰ってきたアイツにはひどい目に遭わされたけど
ケイに会えるから、耐えれた
「なに、考え事?」
「んー?」
隣りでお弁当を一緒に食べている真梨が、携帯をいじりながらわたしのおかずをとる
「……最近、お父さんが帰ってくるの早くて……」
「宮坂は?」
「会ってない。早いって言っても、10時ぐらいだし」
「いざとなれば窓から帰れんもんね」
「危ないけどね」