ダブルスウィッチ
何も身に付けていないえみりの体が、シーツを濡らしたのを感じた。
膝を擦り合わせてモジモジしながら、おさまらない体の疼きにどうしたらいいのかわからないでいる。
シャワーを終えて戻ってきた彼が、そんなえみりを見てにやりと笑った。
「どうした?えみり」
ハッとして顔を上げたえみりの顔は、わかりやすいほど紅潮していて、亮介は着替えながらわざとそう問いかけてくる。
「なんでも……ない」
もう帰ると言ってる彼を引き止めることなんか出来ない……とえみりは思う。
ましてや、まだ体が疼くだなんて、言えるはずもない。
ネクタイをキュッとしめ終えた亮介が、あとは上着を羽織るだけという状態でえみりに近づいてきた。
ギッ……とスプリングの軋む音がする。
ゆっくりと顔を近づけてきた彼が、えみりに優しくキスをした。
それから思い付いたようにシーツの中に自分の手を突っ込んで、えみりの下腹部をまさぐる。
自分が濡らしているのを自覚していたえみりは、恥ずかしくて体をよじった。
膝を擦り合わせてモジモジしながら、おさまらない体の疼きにどうしたらいいのかわからないでいる。
シャワーを終えて戻ってきた彼が、そんなえみりを見てにやりと笑った。
「どうした?えみり」
ハッとして顔を上げたえみりの顔は、わかりやすいほど紅潮していて、亮介は着替えながらわざとそう問いかけてくる。
「なんでも……ない」
もう帰ると言ってる彼を引き止めることなんか出来ない……とえみりは思う。
ましてや、まだ体が疼くだなんて、言えるはずもない。
ネクタイをキュッとしめ終えた亮介が、あとは上着を羽織るだけという状態でえみりに近づいてきた。
ギッ……とスプリングの軋む音がする。
ゆっくりと顔を近づけてきた彼が、えみりに優しくキスをした。
それから思い付いたようにシーツの中に自分の手を突っ込んで、えみりの下腹部をまさぐる。
自分が濡らしているのを自覚していたえみりは、恥ずかしくて体をよじった。