好きって、言いたかった。
-出会い-
それは突然に
「あのよ、美晴さん」
とある放課後。
日直の私は同じ日直である辻本君と文庫本の整理整頓をしていた。
「どうしたの、辻本君」
彼の言葉に、私は答える。
季節は冬。
冷たい風が窓から入ってきて、とても寒い。
答えた私の言葉は、白い息と共に薄くなって消える。
「俺さ、美晴さんが好きなんだ」
「…え?」
それは突然の告白だった。
何の変化球のない、ストレートの告白。
「えぇ…と?何て?」
ビックリした。
きっと聞き間違いだ。
そう思って私はもう一度彼に問いかけた。
でも彼は言う。
まっすぐ私の顔を見て。
「俺、美晴さんが好きだ」
とある放課後。
日直の私は同じ日直である辻本君と文庫本の整理整頓をしていた。
「どうしたの、辻本君」
彼の言葉に、私は答える。
季節は冬。
冷たい風が窓から入ってきて、とても寒い。
答えた私の言葉は、白い息と共に薄くなって消える。
「俺さ、美晴さんが好きなんだ」
「…え?」
それは突然の告白だった。
何の変化球のない、ストレートの告白。
「えぇ…と?何て?」
ビックリした。
きっと聞き間違いだ。
そう思って私はもう一度彼に問いかけた。
でも彼は言う。
まっすぐ私の顔を見て。
「俺、美晴さんが好きだ」