LOST LOVE~失った心~
「なんで、あんたなのよ・・・。」

「こっちのセリフだ。」

ただいま、亮介と日誌を書いている最中です。
昔から、喧嘩をしてるだけあって、出る言葉がすべて嫌味。

・・・・・・。


気まずい・・・。何この沈黙・・・。

「ねぇ?」

「・・・んだよ。」

「なんで、学級委員やろうと思ったの?」

「・・・・・・別に。
評価上がるから。」


言葉が短いところが変わらない。
ストレートすぎるこいつの言葉が昔も今も嫌いだった。

隠し事が全くないように、淡々と言葉を並べる彼がずっと嫌いだった。


この、彼の言葉がいずれ、アタシを助けることも知らなかったんだ。


この時は。
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