音楽室の君
香楽室の女の子
「どう…した…の?」

かなりのコミュ障らしい。

道に迷った僕を見て

(僕、とっても方向音痴\\\\)

初対面なのに頑張って

ポツリポツリと話しかけてくる

?「あの、私、霧井 蘭花っていいます!
  あなたは?」

霧井さんは、僕にめいいっぱいの笑顔。

瑛「神童 瑛です」

僕も名乗る。

名乗らないと失礼だし

蘭「瑛くんね?ここは音楽室。」

瑛「そうなんですか」

大分、緊張もとけたようだ

蘭「見ない顔だけど……転校生?」

瑛「あぁ、はい。実は。」

蘭「嘘ぉ!私、正解?じゃあ、何年生?」

瑛「四年生」

蘭「えっ!私、てっきり六年かと」

瑛「六年!?恐れ多いですよ!」

蘭「だっ……だって、雰囲気、凄く大人っぽい」

瑛「無愛想なだけです」

シレッと言い放つと

「そうかなぁ~」という、

なんともオトボケな声がきこえてきた

………このひと、マジで先輩?
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