音楽室の君

安いプライド

蘭「瑛くん?」

瑛「うわぁ!?」

蘭「?」

瑛「ちっ・・・近い!顔っ近いっ」

蘭「きゃあ!////ごっ・・ごめんなさいぃ!///」

瑛「べっ・・べつに・・//」

うわ

この人

本当に年上?

経験無さすぎでしょ

あーあ。

瑛「僕はさ・・・歌に興味ないよ?」

蘭「・・・え・・・?」

一瞬目を見開いて

今までで一番ショックを受けた顔をした。

目の中が暗くなっていく

瞳から光が消えた

蘭「そ・・そっか・・・そうだよね・・う・・・うん・・無理矢理誘ってごめんね」

瑛「ごっ・・ごめん!深い意味は無いんだけど・・・!」

蘭「ううん。私が悪いの。ごめなさい」

無理に笑う

やめて

僕がすきなのは

そんな笑顔じゃない

蘭「またね」

ピシャッ

扉が閉じられた瞬間

自分への嫌悪感と

後悔が流れ出した
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