イケメンSPに守られることになったんですが。
こくりとうなずくと、リョウさんは一度まぶたを閉じて……。
開けたと思うと、同時に私をベッドに押し倒し、服を脱がしにかかった。
その大きな手がワンピースの中に入ってきて初めて、これは現実なのだと理解する。
「ちょ、待って、その前に大事なこと、聞かせてください」
「あぁ?」
「あ、あの……っ、リョウさんは私のこと、好きなんですかっ?」
最後の理性が邪魔をする。
本能はもうどうでもいい、彼がほしいと言っているのに。
胸の傷が、もう遊ばれちゃダメだ、寂しいものどうし慰めあうようなこともよしなさいと暴れている。
見上げたリョウさんの顔は近くにあって、メガネをしていなくても見えた。
「……じゃなきゃ、マルタイに手出したりしねえだろ……」
その顔は、亮司さんみたいに優しく笑っていた。
「…………」
自分で聞いたのに、リョウさんの答えが一瞬信じられなくて……。
だけど、そういえばそうだよね、私マルタイだし、とムリにでも信じたがっている自分がいる。
「……というわけだ」
リョウさんはガバッと私のワンピースを一気に脱がし、ついでに中に着ていたキャミソールまで一緒にはがしてしまった。