イケメンSPに守られることになったんですが。


「お前ら全員死んじまえ!!だもんなー」


「マルタイに嫌われるとかありえないっすよ、高浜さん」


「アレさえなかったらもうとっくに警部に上がって、班長になれてるはずなのに。

警部補どまりか……かわいそ。」


「俺も高浜が上がってくれたら、もう少し楽な部署に行けるはずなんだけどなー」



若者3人のあとに、班長が追い討ち。


高浜さんは手で額を押さえて、ますます小さくなってしまった。



「ってなわけで、中園さんを国際テロリストからきっちり守れ!

昇進かかってるからな!(俺の)」



班長さんに励まされ、高浜さんはなんとか浮上する。


ちょっと、ほんとに大丈夫なのかなー……



「できることなら、女の人が良いんですけど」



正直、男の人は苦手だ。どこがってわけじゃないけど、生理的に。


班長さんは困った顔で、首の後をかいた。


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