俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
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咲夜side
「ごめーんっ、遅くなって!」
大きく手を振りながら、姫がパタパタと走り寄ってくる。
俺のところに着くと、机に手をついて息をはぁはぁと整えていた。
約束の時間から、30分過ぎてるもんな。
練習してたのはわかってるけど…
「うん、許さない」
「えぇっ、そんなぁ…」
冗談にしか聞こえない俺の言葉にさえ、本気で泣きそうになってる。
「嘘だよ」
そういうところが姫らしいというか。
「良かったあ…」
半泣きで笑顔を見せる姫の頭を撫でてやると、少しだけほっぺたが赤くなった。