俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
「そんなこともわからない?」
「わ、わからないよっ//」
あたしが翼とキスするのが嫌なんて、咲夜が思う理由がわからない。
あたし達はただの幼なじみなのに…。
考えてしまうとまた胸が痛くなる。
うつむき加減で、制服のブレザーをぎゅうっと押さえた。
けれども。
「そっか」
すごくそっけない返事が返ってきた。
「こんな気持ち…」
「…え?」
次に見えた咲夜の表情は、すごく冷たいものだった。
「俺もわかりたくなかった。
姫と翼と、ずっと仲のいい幼なじみでいれたら良かったのにって思う」