俺様orクール?幼なじみのお姫様♥
あたしも律や咲夜みたいにエスパーだったら苦労しないのにな…。
なんて無理なことを、うじうじ悩んでも仕方ない。
「あーもう、じれったい」
「えっ?」
顔を上げると、律がものすごい形相で睨んでいた。
ひぇえっ…!
「り…「スマホ貸して!」
呼びかける前に、有無を言わさずスマホを取られた。
り、律…?
唖然とするあたしに目もくれず、タッタッとスマホをいじりはじめる。
てか、ロックかけてるのに普通に解除しちゃったよ。
番号は咲夜の誕生日なんだけど…。
ってそれどころじゃない。
「何してるのっ?」